織田信長がフロイスに呈茶

ふみ

緊急報告です。このブログを投稿した直後、ちゃんと投稿完了したかどうか確かめるため、「パソコンで」開いてみました。

今回私が投稿したブログは、「岐阜市デー」の写真から始まるんですが、自分の投稿画面を見ますと、「岐阜市デー」の写真の上方に、「ビデオ」という文字と▶印だけが表示されてるのがありました。不審です。▶印をクリックしてみましたら、パソコンにウイルスが侵入したからすぐ対策しろ・・・と、誘導するようなメッセージが表れました。それは、投稿者の私と「全く無関係」ですから、緊急報告として本文の前に追加します。私のブログは、以下からが本文です。


今日の掲載写真ですが、岐阜市の広報に岐阜城が写ってまして、山の上、「楽」という字の下あたりに見えるのが岐阜城です。私が最初に岐阜市内から城を見た時は、「あんな天空に!」と、印象が強烈でした。

 

さて、8月27日のブログに、ルイス・フロイスが「山麓にある信長の居館」を見せてもらったことを書きましたが、それから何日か後に、「山上にある城」も案内されましたので、そのことを書きます。

フロイスは岐阜滞在中、何日に何をしたか、日付を記録してないんですけど、岐阜で1週間ほど過ごした後でしょうか、フロイスは京に戻ることを信長に告げます。

以下、フロイスの文を引用しますが、「彼」とか「殿」と書いてあるのは信長のことです。

『彼は、いつ出発するのかと訊ねました。私はすでに殿の指令を受けたことですから、明日出立しようと思うと言いました。すると彼は、汝の出発は早すぎる。明日、城(天守閣)を見せたいから、なお二日間延期せよ、と答えました。』

 

そんなわけでフロイスとロレンソ修道士は、その翌日に稲葉山(金華山)山上の城に案内されます。

それで、山上の城の一番奥の部分に案内されたところから、フロイスの記述を引用します。

『同所からは何びともさらに内部へは入れませんでした。なぜならば、彼は内部においては、貴婦人たちおよび、息子の王子たちによってのみ仕えられていたからであります。すなわち、奇妙とお茶箋で、兄は十三歳、弟は十一歳くらいでありました。

私たちが到着しますと、信長はただちに私たちを呼ばせ、私たち、ロレンソ修道士と私は中に入りました。彼は次男に茶を持参するように命じました。彼は私に最初の茶碗を取らせ、彼は第二番目のをとり、第三のを修道士に与えさせました。同所の前廊から彼は私たちに美濃と尾張の大部分を示しましたが、すべて平坦で、山と城から展望することができました。』

 

上記、私にとってはおもしろい記述でした。

「奇妙」というのは後の織田信忠、「お茶箋」(中公文庫の本に「お茶箋」と翻訳してあるので、そのとおり引用しましたが、正しくは「茶筅」で、お茶道具ですよね。)は後の織田信雄で、茶筅が運び出した茶碗をフロイスに取らせたのは、フロイスを正客扱いしてるからだと思うんです。そして、2番目の茶碗を信長がとったのは、一客一亭の時、亭主が正客の次に服するからだと、この文を読んだ時、意識せず直でそう感じました。そして、3番目の碗をロレンソ修道士に取らせたのは、ロレンソ修道士を「相伴」扱いしたからで、つまり、信長の客はフロイスなんですね。もしロレンソ修道士が異国から来た人であれば、彼を相伴扱いにしなかったんじゃないかと思いますが、ロレンソ修道士は日本人ですからね、当時の日本人にとって最も遠い国は、唐(中国)からさらに西方にある天竺(インド)で、天竺が世界の果てみたいに思ってたんじゃないでしょうか? それで、天竺よりもさらにさらに遠い西方に、フロイスの故国ポルトガルがあるなんてこと、地球儀を見てびっくりしたと思うんですが、フロイスの記述に、「彼は私に、インドにはこのような城があるか、と私に尋ね」と書いてあるので、信長はインドのことを相当気にしていたんだろうと感じました。なにしろインドは釈尊が仏道を修した地で、そのインドから伝来した仏教を奉じる集団が、日本で大勢力を持っていた時代ですから、信長は唐以上にインドを偉大な国だと感じてたんじゃないかなあと想像します。

まあとにかく、天竺よりもはるかに遠方からの異人を接待するわけで、日本人のロレンソと同じ扱いでないのは当然と思います。

なお、茶筅が茶碗を運び出したのは、いわゆる半東の役をしていると思います。

余談ですが、その茶は抹茶であったろうとは思うんですが、濃さについては、濃茶のようだったか薄茶のようだったか、全く想像がつきませんし、茶菓子などを呈したかどうかも、皆目見当がつきません。どんな茶碗だったかも気になりますけど、フロイスには茶碗の知識までは無かったろうと思われますから、茶碗のことも書いて欲しかったことではありますが・・・

ちなみに信長は、この年(永禄12年)の4月に、フロイスからガラスの容器に入った金平糖を貰っています。

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